玄関にある風除室は寒さの厳しい地域において、機能面だけでなく、見映えの点でも大活躍しています。
おしゃれな風除室を目指そうとする際は、いくつか注意すべきポイントがあるので、今回は、風除室の役割と合わせて、失敗しないおしゃれな風除室のポイントをご紹介します。
風除室にあまり縁のなかった方も、親しみのある方もぜひご覧ください。

□風除室の役割

一般的に風除室とは、玄関の周りを囲むように設置される、壁が透明な部屋のことで、主に2つの役割があります。

1つ目は、様々なものから家の中やご家族を守ることです。
雨風や雪、凍結を心配しないで、風除室の中で傘や服についた水滴を落とすことや、玄関からの安全な出入りが可能で、寒さが直接家の中に入り込むことを防ぎます。

寒さ対策には、断熱ドアと組み合わせることもおすすめです。
また、風除室で花粉や水滴、土埃を落とせるため、家の中における花粉の量や家の中の湿気上昇によるカビの繁殖、玄関周りの経年劣化を抑制できます。




2つ目は、収納や作業ができる場となることです。
雨風からは保護したいが、家の中には入れたくない自転車や雪かき用のスコップなどの物置としたり、濡れた衣類や傘を収納したり、寒い外では楽でないガーデニングのための作業をしたりできます。

□玄関の風除室をおしゃれにするためのポイント

以下の3つのポイントを押さえることで、おしゃれな風除室に1歩近づけます。

1つ目は、風除室のドアをじっくり考えることです。
バー型のドアハンドルにするのみの選択も機能的かつおしゃれですが、一般的な片引き戸や両引き戸だけでなく、片開き戸やハイセンスな2枚引き込み戸も考慮に入れて、自分やご家族に合ったものを選びましょう。




2つ目は、家にフィットするサッシにすることです。
外壁の色とサッシの色を合わせることが無難ですが(外壁が白の場合は、銀の冊子がおすすめです)、アクセントをつけるといった高度なおしゃれも選択肢の1つです。
またメーカーによっては、風除室のドア枠をスマートなスリム框(かまち)や、堂々とした太框から選べます。




3つ目は、追加の選択を考えることです。
風除室に、圧迫感がない範囲で収納に使える棚や窓などを設置することで、利便性の高いおしゃれな一室を期待できます。

□まとめ

ご家族や玄関、家の中を、寒さだけでなく湿気や雨風からも守る働きがあり、安全性や機能性の観点から重要な役目を果たしている風除室のリフォームにおいて、サッシやドアなどが今の家に合うように注意することが大切でした。
外観の主役である玄関に設置する風除室の影響力は強いので、今回ご紹介したポイントに気を付けて、より快適かつ玄関や外壁と調和のとれた、おしゃれな部屋を目指しましょう。