浴室は毎日必ず使用するからこそ、日々の劣化も激しいため、確実な定期点検が必要な部屋の1つです。
常に水を扱う都合上、他の部屋よりも劣化が起こりやすいため、注意しながらよく観察する必要があります。
今回は、浴室の床がひび割れする主な原因と補修方法について解説します。

□浴室の床がひび割れする主な原因とは？

現在多く用いられているユニットバスは、樹脂という素材で作られています。
軽くて丈夫、耐水性にも優れた素材である樹脂はユニットバスに使用するのにもってこいですが、使用し続けると劣化し脆くなるという欠点もあるのです。

こうした現象を「経年劣化」といい、それに伴って樹脂内の水分が減っていくことを「加水分解」といいます。
新品の間は硬くて丈夫なプラスチックですが、劣化し加水分解が起こると一気に強度が低下してしまい、ひび割れが発生してしまうのです。

床がひび割れてしまうと、徐々にひび割れ部分から水がしみだしてしまいます。
しみだした水が床の土台を痛めてしまう可能性もあるため、ひび割れは絶対に放置しないようにしましょう。

それに加えて、他の場所のひび割れに関しても注意しなくてはなりません。
既に加水分解が発生しているため、他の部分がひび割れていたり、表面が剥がれたり最悪の場合は穴が開いたりすることもあるため、要注意です。
集合住宅の場合には特に、下の階の住民に被害を及ぼす恐れもあるため、ひび割れを見つけた場合は必ずすぐに修復すること、また事前に予防することが非常に大切です。

□ひび割れの主な補修方法をご紹介！

＊ユニットバスの場合

ユニットバスでひび割れが起きた場合は、エポキシ樹脂やガラスファイバーなどの素材でできたパテを使用して下地を補修した後、ポリエステル系のシートとPET樹脂を貼って塗装の仕上げをします。
DIYでの応急処置も可能ですが、内部が浸水している可能性も捨てきれないため、業者に依頼して調査を行うことをおすすめします。

＊床がタイルの場合

風呂場の床がタイルの場合、エポキシ系接着剤を使用して修復を行います。
エポキシ系接着剤を使用することで、膜を固め、そこに防水性の高いペースト状のコーキング材を使用することでひび割れを補修するのです。

タイルの場合、DIYによる応急処置が可能です。
ひび割れが軽度の場合は、被害が拡大する前に自分でこの方法を用いて自力で修復してみるのも1つの手です。
しかし、ひび割れが激しい場合や、発見から時間が経っている場合はしっかりと調査を行うのが望ましいでしょう。

□まとめ

今回は、浴室の床がひび割れする原因とその主な補修方法をご紹介しました。
当社では、出雲市・松江市を中心に、お家全般のリフォーム、修繕工事を行っております。
お家に関するどのようなお困りごとにも対応いたしますので、ぜひ当社にお問い合わせください。