一度水漏れが発生すると、焦ってしまい更なる被害を発生させてしまう可能性があります。
ですが、水漏れの修復には確実な原因究明が非常に大切なのです。
今回は、水漏れでありがちな原因やその際の対処法をご紹介しますので、本記事を読み、予習しておきましょう。

□台所で水漏れが起きる原因とは？

1.排水トラップのパッキンが劣化・破損している
台所からの水漏れで、特に下側から水漏れが発生している場合は、排水トラップのパッキンの劣化・破損を疑いましょう。
台所の真下に設置されているため、排水トラップからの水漏れが見受けられる場合は、その接続部分、すなわちパッキンの劣化の恐れが高いのです。

10年~15年程度で劣化するとされているため、建ててから時間の経った建物では特に注意しましょう。




2.排水ホースの破損やずれ
1と同様に台所の下からの水漏れの原因として、排水ホースの破損やずれも考えられます。
ホースの素材や形状によっても異なりますが、特にビニール製の排水ホースは経年劣化による破損が多く見られるため、注意して確認する必要があります。


1と2に関しては、一目ではわかりづらいため、目視で確認するときには特に注意を払うようにしましょう。




3.排水管の詰まり
シンクの排水トラップ周辺やシンクそのものから、水が漏れだしたり溜まって排水されなくなったりした場合は、排水管の詰まりを疑うと良いでしょう。
油などの頑固な汚れは、できるだけシンクにそのまま流さないように心掛けることをおすすめします。



4.蛇口の破損
水漏れのうち、最も目視で原因がわかりやすいのが、蛇口の破損です。
蛇口周辺から水漏れが発生している場合は、パッキンおよび蛇口の破損を真っ先に疑いましょう。

蛇口が破損している場合は、まるごと交換しなくてはならないため、水漏れ箇所は要チェックです。

□台所の水漏れの修理方法をご紹介！

＊つなぎ目のパッキンが原因の場合

パッキンが原因だと思われる場合には、ホームセンターやインターネットで購入し、交換しましょう。
メーカーや品番が異なっていても、上手くはまることが多いですが、できるだけ同じものを買うことをおすすめします。

排水トラップは素手でも外せますが、外しにくい場合は「排水栓スパナ」という工具を用いることで簡単に外せますので同時に覚えておきましょう。

手順は、まずトラップとホースを繋いでいるナットを緩め、パッキンを交換します。
そして、逆の手順でホースを戻し、水漏れが発生していないかを確かめたら完了です。
そこまで難しい作業も必要ないため、ご自分でも十分に修復できます。

＊ホースが原因の場合

必要なのは、交換用のホース、雑巾や新聞紙など水を吸収するもの、そしてバケツです。

方法は、まず排水ホースに取り付けられている防虫カバーや防臭キャップなどを外し、ホースを排水管から抜きます。
その際に排水ホースに残った水が流れてくるため、ゆっくり抜くことを意識しましょう。

次に、排水ホースを排水トラップから外します。
ナットで繋がっているため、簡単に外すことができますが、硬い場合はスパナを使用すると良いでしょう。
水が流れてくる場合は、バケツを置いて受け止めるのがおすすめです。

その後、新しいホースを取り付け、水を流しても水漏れしなくなったら完了です。

□まとめ

今回は、台所から水漏れした際に考えられる原因と、その対処・修理方法をご紹介しました。
当社では、水回りの修理や検査などのご相談も受け付けております。
リフォームやお家に関する疑問など、いつでも承りますので、この機会にぜひ当社にお問い合わせください。