リフォームをして、夏も冬も快適に過ごせる断熱性の高い家に住みたい、と考える方も多いでしょう。
断熱性の高い家は、その機能を付加するために、費用が高くなっています。
今回は、断熱リフォームの費用を出来るだけ抑える方法をご紹介します。

□断熱リフォームにかかる費用はどれくらい？

断熱というと外壁のイメージが強いかも知れませんが、家全体の断熱性を上げるためには、窓の断熱性がとても大事になってきます。
1枚の窓ガラスで仕切られている場合、暖房をかけたときに多くの熱が失われています。
そのため、ガラスが1枚の場合、リフォームによって複層ガラスに変えるか、内窓を設けることが多いです。

サッシを単板ガラス用のものから複層ガラス用にするには、カバー工法という手法がよく使われます。
腰高窓の場合は、20万円〜30万円弱、掃き出し窓の場合は30万〜40万円前後の費用がかかります。

内窓を取り付けるだけならサッシを取り替える必要もなく、費用が安く済みます。
単板ガラスに内窓を取り付ける場合、その費用は腰高窓なら7万〜9万円、掃き出し窓であれば20万円程度になります。

また、床の断熱リフォームは60平方メートルあたり100万円、壁の断熱リフォームは150平方メートルあたり100万円ほどかかります。

□断熱リフォームで利用できる補助金は？

断熱リフォームはエアコンの消費電力の削減に役立つので、「省エネ改修リフォーム」の一種であり、補助金が適用できます。
「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」は、断熱リフォームの工費や材料費の3分の1までを支給してくれる補助金です。

とても優れたものですが、支援額の上限が120万円であること、そして補助金の交付が決定していなければ工事に取りかかれないということも覚えておきましょう。

「ZEH」という補助金もあります。
正式名称は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」です。
この補助金は、断熱リフォーム単独で申請できません。

太陽光発電システムやエコキュートの設置、蓄電池の設置など、断熱リフォームと同じく省エネに貢献する改装と同時に工事を行ったときに支給されるものです。
補助額は、全国一律で、75万円となっています。

□まとめ

費用がかさんでしまうことが悩みどころの断熱リフォームですが、補助金や自治体独自の助成金も活用しながら、少しでも費用を抑えられないか勘案してみてください。
リフォームについて気になる方は、お気軽に当社にお越しください。