皆さん、玄関ドアを断熱ドアにするとどのような効果が得られるのかご存知でしょうか。
今回は断熱ドアの効果と、断熱性を高くするための玄関ドアの選び方まで解説します。
断熱ドアをご検討の方はぜひご覧ください。

□玄関ドアを断熱ドアにすると得られる効果とは？

玄関ドアを断熱ドアにすることで得られる効果は大きく3つあります。

＊家の中の温度差を抑制する

1つ目に解説する効果は、家の中の温度差を抑制することです。
近年、省エネを意識して窓を断熱性の高いものにする住宅が増加傾向にあります。
そこで、窓だけではなく玄関ドアも断熱性を高めることでより一層室内の熱を保つことを可能にします。

なぜなら、室内の熱の大半が窓、そして玄関から出入りしているためです。
従って、窓と玄関ドアが断熱化されていることで、冷暖房を行った時に、外気に関わらずその効果をより発揮しやすい環境にできるのです。

＊結露の発生を抑制する

2つ目に解説する効果は、結露の発生を抑制することです。
玄関ドアの断熱性が高まり、外気の影響を受けにくくなるということは、玄関ドアの室内側は室内の気温と温度差が生じづらくなるため、結露しにくくなります。
結露は湿度を高め、カビや住宅の劣化を促すため、それらを予防することにも繋がります。

＊省エネになる

3つ目に解説する効果は、省エネになることです。
なぜなら、熱の出入りが減少し、熱が保たれるということは、冷暖房機能を効率よく働かせることが可能であるためです。
従って、冷暖房機器の使用回数も減り、よりコストを削減することが可能です。

□断熱性を高くするための玄関ドアの選び方とは？

ここからは、断熱性を高くするための玄関ドアの選び方を解説します。

まず、玄関ドアの素材や厚みを工夫している製品を選びましょう。

金属製の玄関ドアと木製の玄関ドアの２種類の玄関ドアがあります。
「鋼板（スチール）、木、樹脂」の素材は断熱性が高いものとして知られていますが、特に木製の断熱玄関ドアが金属製の玄関ドアよりも高い性能を誇ります。

また、そのドアの厚みも厚い方が効果は高いです。

次に、玄関ドアのガラスやドア枠に工夫があるものを選びましょう。
光を採り入れるためにガラスを付けた玄関ドアがあります。
その際は、「複層ガラス」を選択すると良いでしょう。
その名の通り、複数のガラスを組み合わせており、ガラスの内側には空気の層がつくられています。
従って、外気からより影響を受けにくいつくりになっています。

そして、遮熱機能付きの断熱玄関ドアを選ぶと良いでしょう。
断熱性が高いと、室内外の寒暖差によりドアが「熱反り」の状態になってしまう場合があります。
そこで、遮熱機能付きの断熱玄関ドアであれば、熱反りを防止することが可能です。

□まとめ

今回は、断熱ドアの効果と、断熱性を高くするための玄関ドアの選び方まで解説しました。
この記事が、ご自身に合ったより良い玄関ドアを選ぶ際の参考になっていれば幸いです。